野菜や果物の受粉を仲介する花粉交配用ミツバチの不足が全国的に深刻化する中、県は、県内の養蜂農家から安定した供給を受けられる体制づくりに乗り出した。農業団体や養蜂団体からなる連絡会議を初めて発足させ、29日に初会合を開く。栽培農家と養蜂農家の間で行われているミツバチの貸し借りを促進するなどして、県内の自給体制を強化する狙いで、両者の協議を仲立ちする。(作田総輝) 県内でミツバチを使う主な農作物はイチゴやメロン、スイカなど。栽培農家は、ミツバチを業者から購入したり、養蜂農家から借りたりしてビニールハウスや畑で花粉の交配に使っている。中でも、多数の種があるイチゴは、花粉が均等につかないといびつになり、商品価値が下がるため、全農家が利用している。県内では、県外の大手業者から購入したミツバチを利用するケースが多く、県園芸流通課によると、購入6割、レンタル4割の比率になっているという。 県内でミツバチが不足し始めたのは一昨年頃から。今春には全国的に不足する事態になり、県内では必要量の8割程度しか確保できなかった。スイカなどの栽培農家では、使用をあきらめ、手作業で受粉を行う農家もあった。巣箱にいる群れの数などによって7000円程度から数万円と前後する価格も、3割程度値上がりしたという。 ミツバチの利用期間は、イチゴの受粉作業が始まる10月頃からメロンやスイカの交配に使う5月頃まで。今春見られたような深刻な不足に備え、秋口から必要量を確保できるかが、農業関係者の課題になっている。 こうした中、県は、需給事情に左右されがちな県外業者への依存度を下げ、地元養蜂農家との連携を強化することが得策と判断。新しく連絡会議を発足させ、レンタル方式への転換を促すことを決めた。県は連絡会議を通じて、貸し借りをこれまで以上に弾力的に行うほか、数が少なくなっているミツバチをより長く活用できるようにするため、養蜂農家に飼育方法などを指導してもらうことを検討している。 連絡会議に参加する県養蜂協会の会長で、常陸太田市内で養蜂場を経営する小磯蔵雄さん(53)は「栽培農家の間で使い捨てという意識が強かったミツバチの有効活用策を探ることは意義がある」と話している。(6.29.2009 読売新聞:記事はYomiuri Onlineより)ミツバチの大量死や大量失踪が問題とされていることはご存知の方も多いのでは。ミツバチによって受粉し、栽培されている野菜はニンジン、カボチャ、トマト、メロン、リンゴ、アーモンドなどなど。これらの野菜、果物はミツバチがいなければ現状の価格と量を確保しながらの栽培はできないのが現状です。今でも、植えられた苗の全てに確実に、実をならせるための受粉はミツバチに頼っている作物は多くあるんです。ミツバチの大量死や大量失踪は日本に限った話ではなく、アメリカやヨーロッパの数カ国でも起きています。それぞれの国での原因が同じものなのかはもとより、そもそも理由が全くわかっていません。現在、日本でいわれている理由については、農薬の毒性が低くなったため、ミツバチが気づかずに大量に摂取して、遺伝子に変化が起きているのでは、とか、ビニルハウスなどの限られた場所で単一のミツしか採取出来なくなったことがミツバチにとってのストレスになっているのでは、とか言われています。また、日本で栽培に利用されているミツバチは日本固有のニホンミツバチではなく、闘争性を低く抑えて開発されたセイヨウミツバチが多く、その不自然な開発と利用に原因があるのでは、とも言われています。ともかく、正確な原因はわかっていません。また、農家がミツバチを利用するには養蜂家からレンタルするか買い取るかの方法があるそうですが、買い取りの場合、受粉時期が終わったミツバチは「焼却処分」されたり、放置されたりと、「使い捨て」されてきた、という気になる事実もあります。自然に循環する社会を実現するためにも、対症療法ではない、仕組みづくりが必要なのではないでしょうか。ミツバチからの警告を聞き逃さないようにしたいものです。
県交通安全協会取手支部職員の飯島満江さん(48)が、勤務先の取手署に拾得物として届けられた犬や猫などの飼い主捜しや引き取り手の確保に奔走している。署では2007年度以降、飼い主が見つからずに処分されてしまうペットはゼロ。7月1日に署から感謝状を贈られる飯島さんは「拾得物として届けられる犬や猫がいなくなることを願っています」と話す。(成海隆行) 06年夏に拾得物として届けられた犬が、飼い主が見つからなかったために県動物指導センター(笠間市)に引き取られた。その際、センターに行った動物の大半が処分されることを知り、「犬や猫も一生懸命に生きているのに、なぜ人間の都合で簡単に殺されなければならないのか」と悲しみがこみ上げた。 署に拾得物として届けられたペットは、07年度80匹・羽、08年度134匹・羽。中でも犬が圧倒的に多い。署は最長2週間預かるが、飼い主や引き取りを希望する人が見つからない場合は、センターに収容してもらうことにしている。センターの収容能力には限界があり、収容から3日間、ホームページで預かっていることを告知し、飼い主からの連絡がなければ処分されている。 自身も犬を飼っている飯島さんは、拾得物の管理を担当する会計課の署員と分担し、ドライバーの運転免許の更新といった業務の前後に、犬や猫にえさを与えたり、署の周辺を散歩させたりする。一方で、拾われた現場周辺に、署で預かっていることを知らせるポスターを張るなどして飼い主を捜すとともに、知人らに声をかけて引き取り希望者を募る。 車にはねられるなどしてけがを負って届けられた際には、好意から無料で診察してくれている守谷市の獣医師に運ぶ。仕事が休みの土・日曜や祝日も署に来て世話を欠かさない。 2年余りの間、不幸な運命をたどる犬や猫はいないが、飼い主の元に戻るケースはごくわずかという。若くて元気なペットは比較的、新たな飼い主が見つかりやすいが、けがを負ったり、年老いたりしたペットの引き取り手はなかなか見つからないため、人づてにそうしたペットを飼ってもいいという愛好家らを紹介してもらうことも少なくない。 寺田収一郎署長は「飯島さんが献身的に世話をする姿を見て、署員たちも世話に関心を持つようになった」と喜ぶ。飯島さんは「私にとって犬や猫は友達と同じ大切な存在。これからも世話を手伝っていきたい」と話している。(6.28.2009 読売新聞:記事はYomiuri Onlineより)「拾得」された動物の命は2週間と3日間だけなんですね。職務だからではなく、自主的に時間を作って行動していたことに、Bravo!!です。
昨年からホントにいろんなところで見かけていた、このオバマ米大統領の肖像画をクリエイトした、Shepard Fairey(シェパード・フェアリー)氏が、現在はミャンマーで軟禁中のAung
San Suu Kyi(アウン・サン・スーチー)氏の肖像画を制作中だそうです。
★AFPBB News
肖像画とともに、添えられたHOPEという文字も印象が深かったですが、アウン・サン氏のものには、FREEDOM TO LEAD(指導の自由)と描かれるそうです。オバマ米大統領のこの肖像画があまりにも有名な彼は、もちろん、これまでに他の方も描いていますが、ここまで象徴的に利用された例はないでしょう。
オバマ氏の場合は、この肖像画が一つのアイコンとして広まったことが、彼自身が大統領選に勝利した後押しとなったことと、世界中からの注目が彼にさらに集まったことにリンクしていたと思います。アウン・サン氏についても、同様のことが起こることを願ってやみません。
(ミャンマーの情勢については、後日また改めて、ECOSTASYでお伝えしたいと思います。)

フィルムの一眼レフから携帯電話のカメラまで、ほとんどの方が「カメラ」と呼ばれるものを、ひとつくらいは持っているのではないでしょうか。
どのメーカー派?持ってるカメラの画素数は?やっぱり銀塩?モノクロのほうが好き?人物と風景だと、どっちが好き?…
ひとくくりに写真が好き、といっても、やっていることや見方は十人十色で、間口の広さと奥深さでは、音楽と双璧をなす趣味であり、表現方法なのかもしれません。
そして、「写真」を生み出すものも、それを表現するものも、目覚ましく変化しています。
そこで今回の話題ですが、
4月から、カメラメーカーであるNikonがWEB上で「ギャラリー+コミュニケーション」ともいえるサイトを展開しています。
★Nikon Next
こちらでは、カメラメーカーでありながら、写真に限らず、動画やウェブも含めて「ディスプレイを最終表現の場と想定した作品(下記リンクより抜粋)」を展示していくこととしています。
★Nikonオフィシャルサイト(プレスリリース)
時代の流れだから、と断じてしまえば身も蓋もないのかもしれませんが、この発表の中にあるように、レンズを通した光によって表現する技術である「光学」と、光を楽しむ「光楽」をあわせて追求し続ける、というNikonの意思表明がこのサイトだといえると思います。
その表れとして、なんといっても、ここに展示されている写真がすべて美しい!
RankinやNamといった、広告やファッションフォトにお詳しい方にはおなじみであろう写真を、ディスプレイでこんなにもキレイに観れるなんて!
作品の展示だけではなく、クリエイターのインタビューをクリエイティブ雑誌+81のキュレーションによって掲載したり、Nikonのモノづくりへの思いなどを音声も交えながら掲載しています。
余談ですが、Nikonの役員さんのインタビューもイイ映像でお届けしていますw
今はまだ第1弾クリエイターの作品が展示されていますが、これからもビッグネームから新進気鋭まで、次々に展示が入れ替わるようですので、定期的に覗いてみては?
ちなみに、 僕個人のオススメとしては、このフルスクリーンのスライドショーをスクリーンセーバーがわりにすることですw
グリーンパートナーといえば、ソニーのそれが知られていますが、仕入れ先や販売先に環境対策を求め、自分だけでなく、取り組み先共々、環境対策に取り組もうというもの。
★大阪日々新聞
取扱高が高かったりと、取り組み先にとって影響力のある組織が率先してこういった取り組みを取り入れることで、取り組み先にも環境対策の実効性が高まるのではないでしょうか。
売り上げ優先を言い訳に、環境への意識もなく、ただポーズだけのエコ活動を謳う企業がまだまだ多いのが現状だとおもうので、こういった、なかば強制的なものでもいいので、なんらかの実行が期待される動きがこれからも増えると良いですね。
ホンダ「インサイト」の登場で、トヨタ「プリウス」が大幅に値下げされるなど、ハイブリッドカーは競争のステージに入ったのかもしれません。いわゆるエコカーのなかで、現在市場にインパクトを与えているのはハイブリッドカーだけですが、あと数年のうちに他の方式による自動車が次々に発表されて、それらのあいだでの市場競争になるのではないでしょうか。このたび、イギリスのリバーシンプル(Riversimple)という、日本ではまだ聞き慣れないメーカーから水素方式の低燃費車が発表されました。★AFPBB News
水素方式といえば、BMWやマツダなどが開発を進めている方式ですね。COBEPLUSは、エネルギーや食料などが一極集中することに異議を唱えていきたいと考えています。常に他の選択肢をとりうること、そしてそれを考えること、それがCOBEPLUSの考えるサステナブルな社会です。なので、ハイブリッドがいいのか、水素がいいのか、電気がいいのか、それは一概に比較するべきものではないと考えています。特徴のあるデザインですが、遠くない将来、「エコカーはデザインで選ぶ時代」なんていわれるのかも知れませんね。
神戸も今週からめっきり梅雨らしく、蒸し暑くなりました。とはいえ、昨日は例のゲリラ豪雨で、やっぱり今年もか〜、と心配になりました。と、いうことで。今日は、夏にぴったりなエシカルなコンピレーションアルバムを紹介します。それはコレ。★Rhythms del Mundo 'Classics'(掲載の写真はジャケット)科学者や活動家を中心に、音楽や芸術的な視点も持ちつつ、途上国の発展に対して活動をしている、Artists Project Earthという基金でありシンクタンクによるチャリティープロジェクトの第2弾です。★Artists Project Earth オフィシャルサイトArtists Project Earthに関しては、ごめんなさい、調べてみたんですが、オフィシャルサイト以外ではなかなか情報が集まらず、ましてやCOBEは英語が得意ではないので、みなさんで訳して読んでくださいw(力不足を本当に心苦しく思っています)で!このアルバムですが、2006年にColdplay、RADIOHEAD、U2、STING、MAROON5…といったモノスゴイメンバーでリリースされた第1弾がスマッシュヒットしたので、そちらでご存知の方も多いかと思います。前回の第1弾では、それらのミュージシャンが自分の曲をキューバのRhythm Del Mundoの演奏でセルフカヴァーした曲が大半でした。そして、ブエナビスタ・ソシアルクラブのイブライムの遺作となった曲も収録されています。今回は、Amy Winehouse、Jack Johnsonらがロックを中心に、大定番の曲を同じくRhythm Del Mundoの演奏でカヴァーしています。Hotel California、Walk On The Wild Side 、Beat It、Smells Like Teen Spiritなどなど。なので…正直、大味というか、企画色が強くなっているような気が…Because The Nightはハマってたと思うんですが…紹介しといてなんですが、まだ買ってない方は、この機に第1弾を買ってはどうでしょう?w★Rhythms Del Mundo 'Cuba※音が出ます。★Coldplay 'Clocks'
ほか、U2、STINGなどのPVも観られます。※音が出ます。このColdplayの曲やPVを観ると、どうにも前作を押したくなってしまいます。これまでラテンに馴染みのなかった方も、取っつきやすいんじゃないでしょうか。STINGのPVも哀愁があり、メッセージ性も強く込められているのでご一覧ください。もう、何を書いても言い訳がましいので、この辺でwなんだか今日は落ち着かない記事になってしまいましたが、それも夏のせいということでご容赦ください。
国境なき○○といえば、国境なき医師団に、国境なき記者団が有名ですが、国境なきMBA(MWB=MBAs Without Borders)という団体も存在します。5年前にカナダで設立されたこの団体は、MBA(経営学修士)の知識を途上国に伝えることで、途上国の若者のビジネススキルを向上し、自立と発展を促進するというもの。★ビジネスの専門知識で途上国支援「国境なきMBA」
(CNNへリンク)MBAなんか持ってたって役に立たない? とんでもない!もちろん、経営の知識がなくても会社経営は可能だと思います。しかし、産業や経済が活性化すれば、三次産業の比率も上がって、農林水産業を含む製造業従事者以外のホワイトカラーも増えるわけですし、経営主体もどんどん組織化いくわけです。そのときになって、現地に経営の知識があるスタッフがいるのといないのとでは、違いが生まれるのでは?途上国といっても、地域によって状況は全く異なる訳で、その地域の現状に即した援助がそれぞれ必要になんだと思います。製造やインフラ整備のための「技術」を必要としている地域や、ライフラインの整備が緊急に必要な地域にはなじまない活動でしょう。しかし、経済的に自立をするという将来を見据えたとき、組織運営の知識はどこかのタイミングで必要になる活動だと思います。それに、「学校」で得た知識がこんなカタチで役に立つなら、オモシロいと思います。僕にとっては、途上国の人たちは、農林水産業や製造業に従事するブルーカラーばかりではない、ということを改めて確認させたくれたニュースでした。
といっても、色っぽい話ではありませんw今日は、一年で一番昼の時間が長い、夏至。キャンドルナイトが各地で催されています。100万人のキャンドルナイトhttp://www.candle-night.org/jp/index.html
イベントは今日までの、この週末で終わってしまうものも多いのですが、自然派化粧品でおなじみのヴェレダ神戸店では、今日から夜間の営業時間に電灯を消して、キャンドルの灯りで営業しています。ヴェレダ(ヴェレダ ナチュラルケア スタジオ KOBE) http://www.weleda.jp/shop/kobe.shtmlなので、この記事もギリで事後報告を免れましたw8時から10時まで電灯を消すイベントが多いので、今日はこの記事も早めに切り上げて、僕も燈明に切り替えたいと思います。今日に限らず、たまにはそういう夜も良いのでは。同居人がいるかたは、この機に会話も増えそうですね。

6月20日は国連が定めた世界難民の日です。この機に、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)を始めとする国連機関やNGOの活動への関心を高めては、どうでしょう。
とはいえ、今年は、あえて重く考えず、ポジティブに難民の未来を考えてみては? と、いうのも、今年のキャッチフレーズは、
NO HOME YES HOPE
まだ、帰るところはない。
でも、希望がある!
という、とってもポジティブなものだから。
そしていま、「みんなのHOPEでつながろう!」キャンペーンを展開中。
★世界難民の日オフィシャルキャンペーンサイト
http://www.japanforunhcr.org/wrd2009/
ここに載っている難民の声を読んでみてください。
僕はその前向きさ、力強さに、心がアツくなりました。
難民の日、その日だからこそ、あえて笑顔と希望で一緒に未来を考えませんか?そして、僕たちも彼らに負けずに、夢とHOPEを持っていきましょう。 あなたにとっての、 NO xxx YES ooo はなんですか?
☆ブロガーの皆様へ
ブログパーツでこのキャンペーンに参加しませんか?
COBE+にも貼ってあるブログパーツに、あなたのNO xxx YES xxxを表示させましょう。http://www.japanforunhcr.org/wrd2009/?p=3
☆読者の皆様へ
僕、COBEも参加しようとしていますが、このブログを書いている、googleBloggerでのトラックバックの仕方がまだわかりません。不勉強でごめんなさい。
ご存知の方がいたら、教えてください!
ちなみに、COBEのフレーズは、
NO PURE YES SURE!
潔白じゃないけど、確信してる!
です。
★大阪・神戸近海でもウミガメが産卵していること、ご存知でした?(神戸新聞NEWS)http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002029999.shtml
(MSN産経)http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090617/trd0906172223012-n1.htm
とはいえ、今回のニュースで取り上げられているのは、定置網にかかり、保護された個体によるもの。現在、回遊するウミガメの定着率をあげようと、このように網にかかったウミガメを保護しているようですが、水質をきれいにすることでも、協力していきたいものです。須磨浦海岸でも、ウミガメの産卵がみられるようになったら、スゴくないですか!?
★楽器の素材になる木材の乱伐を防ぐ、認証プログラム(National Geographic News)http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=58835467&expand
音楽といえば、様々なエコフェスが開かれたり、ミュージシャンが啓蒙活動をしたりと、エシカルな存在というイメージが強いですが、その一方、楽器には希少な木材が使われることも多く、また、音質へのこだわりから、一部の木材に需要が集中してしまう、という、意図していない反作用がついてまわる一面もあります。アフリカン・ブラックウッドという木材もその一つで、オーボエ、クラリネット、ギター、高級家具などに使用されています。別名として、ムピンゴ、グラナディラ(グレナディラ)、ババナス、黒檀(正確には黒檀ではない)など、多くの名前を持ちます。嗜好品や高級品に使われるということで、乱伐が続き、ケニアでは現在、木材として利用できるアフリカン・ブラックウッドは一本も残っていないといわれています(幼木のみ存在する)。また、流通が整備されておらず、末端価格は高値で取引されるにも関わらず、現地で伐採業を営む農民は、ごくわずかな報酬しか手にできませんでした。そこで、タンザニアの村において、ブラックウッドの適切な管理を行うこと、適切な伐採によるものと認証を受けたものしか流通させてはいけないこと、そして、認証を受けた木材には認証料として、適正な対価を生産者に支払うことを定めたプログラムが誕生し、今春、そのプログラムにのっとった木材が初めて出荷されました。今後、ほかよりも価格の高い、このプログラムによる木材がうまく流通するのか、かえってこの認証プログラムが悪用されないか、見守っていく必要があると思います。ぜひ、楽器を演奏する皆様、音楽を愛する皆様にも、そういった目線でも楽器に意識を向けて監視し続けてもらえたら、と思います。ちなみに、このプログラムによる木材が楽器として音色を聴かせてくれるのは、来年以降になるそうです。そちらも楽しみですね。
小麦粉やフルーツを使用したスウィーツにはすでに来ていたオーガニックの波が、今年の夏はジェラートにもやってきました!とはいえ、一方は去年の夏にはすでに日本一オシャレなイベント、a-nationのオーガニックブースを始め、フェア会場などでは紹介されていたというもので、満を持して、今年から店舗での販売を始めたようです。では、まずはそちらからご紹介。★Organic House's Italian Gelatihttp://www.yakuryo.co.jp/gelati/gelati_index.html
こちらは、イタリアで初めてオーガニック認定を受けたジェラートを、オーガニックハウスが直輸入して販売しています。ビオディナミ農法で育てられた原材料を使用し、デメターなどの認証を受けているようです。
ビオディナミ農法とは、有機農法のひとつと思っていただけると、わかりやすいかもしれませんが、英語でいうところのバイオダイナミック農法のことで、化粧品のヴェレダが取り入れているものと同じく、シュタイナーの理論に基づいて作物を育てることです。
ちょっとややこしいですね。要するに、生き物は太陽と地球と月の動きに影響を受けていると考え、古来よりの農事暦に基づいて、自然のリズムや時間の流れに合わせて動植物を育てようという考えです。★GROMhttp://www.grom.jp/
(写真はこちら、グロムより)
こちらは6年ほど前にイタリアで生まれたばかりのジェラテリアです。グロムは最高の、そして安心できる品質の素材を求めていった過程で、オーガニックな食材に出会った、というおもむきです。生産の時期や品質を堅持するために、農場を営んだり、乳牛も育てたりもしています。生産から販売まで、一貫して高い意識で取り組んでいるようで、経営のあり方や、もの作りの姿勢としてもすばらしいと思います。ああ、グダグダと書いてしまいました。農法とかいくら書いても味は伝わらないのですが、いかんせん、まだ食べてないもので。すいません。「プディングの試しは、食ってみること」という言葉を出すまでもないのですが、COBEが東京に行くタイミングを待つより、早くお伝えしたくて今日はお届けしました。東京の皆様から、ぜひどうぞ。
★入院病棟は患者のため、では、付き添いは?ドナルド・マクドナルド・ハウスとちぎの今(東京新聞)http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20090614/CK2009061402000119.html
病室の簡易ベッドや床に毛布を敷いただけのものの上で寝泊まりしながら看護するのが、たいがいの病院での現状ではないでしょうか。患者の治療が主目的の病院主導では、なかなか環境の改善は進まないかもしれません。入院のせいで、周りに負担を拡げないこと、それもケアかもしれません。★財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンhttp://www.dmhcj.or.jp/
★COLOPHONhttp://www.colophon2009.com/search/?Last=mag
日本では出版業界の低迷が続いています。不況とネットの発達が原因なのか、正確なことはわかりませんが、雑誌を取り巻く環境は世界中で同じようなものなのかもしれません。2007年から始まった、このCOLOPHON(英語で奥付〈本の最後にある、出版社や著者を記したページ〉を意味する)は世界中のインディペンデントな雑誌についての国際的シンポジウムです。シンポジウムとともに、ウェブサイトにて世界中のインディペンデントな雑誌を紹介しています。簡単な操作で世界中の雑誌から抽出して検索できるのですが、特徴的なのはTypeの検索でBlogやDigital、PDFのものも含まれているということ。こうなると雑誌やインディペンデントの定義とは何なのか、再構築すべき課題なのかもしれません。ま、それはともかく、日本語対応していないサイトに日本の雑誌や、日本をテーマにした外国の雑誌が並んでいるのは、不思議な気分でもあります。エディトリアルデザインに創造性がある限り、そして雑誌にオブジェクトとしての魅力があるかぎり、雑誌はなくならない(で欲しい)と思いますが、クリエイティブな雑誌が増えること、そういった雑誌の発行部数が確保できることを願ってやみません。しかし、日本の雑誌として、「サイゾー」や「Gothic and Lolita Bible」が含まれているのはどうなんでしょうかw
暑くなってきたので、Tシャツつながりなクリエイティブを。 ★exonemo.com http://www.exonemo.com/
exonemo[エキソニモ]は千房けん輔、赤岩やえ両氏による、通称“ハッカー アート ユニット”。
“ハッカー”と呼ばれるように、WEBの「見た目」やインターフェイスを巧みに、具現化するチャレンジンングな表現集団です。
いや、そんなカタイものではなく、ウェブの世界で遊び跳ねている、「悪ガキ」なんじゃないかと思ってしまいます。すいません。
僕のようにアナログな人間だと、ネットをしているときや、アプリケーションを操作しているときに、モニターを手でガッと掴んで動かしたくなるような、もどかしい気分になることも度々あるんですが、そういう、手づかみで感覚をゲームのようにユーモアたっぷりに、グリングリンと動かしているようにも思えます。
そんな彼らが、CARTCHA[キャプチャ]を使って、オーダーメイドのTシャツを販売しています。 キャプチャとは、インターネットで個人情報を送信する際に入力することのある、アルファベットや数字を絵のように表現したもの。
なかには、読めるかい!な時もある、この文字をタイポグラフィとして捉えつつ、複雑化するネットの世界と、いたちごっこを続けるサイバー犯罪をTシャツという軽快なメディアでインタラクティブに…
ま、そんなカタイ話はおいといて、オリジナルなTシャツをお手軽な価格で作ってみませんか? ユニク○よりも、カラーバリエも豊富かもしれませんよ!
COBE+も作ってみました。これを来てるヤツを見かけたら、優しく見守ってください。
★パリ市がダライ・ラマを名誉市民に(REUTERS)http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-38446120090608大統領が関わらない姿勢を見せるなど、微妙なバランスのもとで政争の具とされている感も否めませんが、国際的にチベット亡命政府を支持すること自体は、支持したいと思います。

MADCHESTERと呼ばれるシーンから続く、90年代までのイギリスにおけるムーブメントは、これまでも度々フィーチャーされてきた。
[24HOUR PARTY PEOPLE]や[LIVE FOREVER]という映画など。
これだけ長く支持されている理由の一つは、現在の30〜40代の多くがこのシーンから、なんらかの影響を受けていることもあるだろうが、これら一連の流れが、世界に絶大なる影響を与えたものでありながら、どこか憂いをたたえたものであるからではないだろうか。
それは、これが社会のメインストリームに迎合できなかった者達の物語といえるからかもしれない。
いうなれば、マイノリティたちによる、存在証明の叫びなのだ。
そして今年、museum neu[ミュージアム ニュー]がMADCHESTERをフィーチャーしたプロダクトを発表した。 数多くのアルバムジャケットをはじめとした、繊細で神経質で、それでいながら力強いデザインを生み出し続けるPeter SavilleのグラフィックやIan CurtisのポートレートなどがプリントされたTシャツを身につけ、脈々と生き続けるこのシーンの系譜に名を連ねてみてはいかがだろう。
ちなみに、私COBEも20歳すぎの頃(96年頃からの数年)、THE STONE ROSES やPULPなどに心を揺さぶられてました。★museum neu store
http://store.museum-neu.jp/
★museum neu featuring MADCHESTER web site
http://www.museum-neu.jp/feature/mad.html
アフリカに笑顔と靴を贈ろう!
ということでエシカルな雑誌として人気のソトコト(木楽舎)さんが
アフリカにシューズを贈るプロジェクトをされています。
★SMILE AFRICAhttp://www.sotokoto.net/smileafrica/index.html関係ありませんが、
カラフルなアフリカ大陸モチーフのデザインにハズレなしwメインキャラクターはQちゃんこと、高橋尚子さんです。マラソンの、というよりQちゃん→オバQ→靴(オバケのQ太郎は靴にしか変身できない。変身するときのかけ声は、「くっつぅ〜」)という図式がしっくりきてしまいます。こちらでは、履かなくなったり、履けなくなったりした靴はまず、近所などでプレゼントしてほしいと願っていらっしゃるようです。身近なところから、「もったいない」の気持ちを育てる、との趣旨だそうで、僕も同感です。Think Globally, Act Locally はCOBE+の精神のひとつです。 着なくなった服は、雑巾になるかもしれませんが、靴の再利用は難しいのではないでしょうか?まだ履けるのであれば、もういちど、お気に入りだった靴に大地を踏ませてあげましょう!