12.08.2009

支援?話題性?MADE IN
北朝鮮のジーンズ騒動

スウェーデンの若手起業家が
「世界から隔絶されたままではなく
何らかのかたちで世界と繋がる事が大切」と
北朝鮮で作ったジーンズを発売します。
(12.3.2009/AFP BB News)

若手起業家達は全員25歳以下で
ファッションビジネスの経験は無い。

2年ほどの準備期間に信頼関係を構築しながら
販売に至りました。

ジーンズは全てブラックジーンズ。
それは、ブルージーンズはアメリカの象徴として
北朝鮮ではタブー視されているからとのことです。

値段も普通のジーンズより
かえって高値となっていますが
意欲は充分で、どうなるのか見守りたいもの…
と思いきや、進展はすぐありました。


スウェーデンの百貨店は北朝鮮で製作された
ジーンズの取り扱いを中止し、商品を撤去しました。
(12.6.2009/AFP BB News)

メーカー側の主張では、百貨店が撤去を決めたのは
開店の30分前とか。

百貨店によると、政治的議論を行うのに
ふさわしい場所ではないから、との理由から。

テナントの方は取り扱いの継続を考えていて
百貨店以外での販売を検討中との事。


この若手起業家の取組みを売名行為だとか
北朝鮮に対して甘い、という考えもあるでしょう。

一方、餓死者も出ていると伝えられていますし
政治は抜きに、市民レベルでの関わりは必要と
賛同する考えもあるでしょう。

「太陽と北風」というほど単純ではありませんが
北朝鮮にたいしては、どう関わるのがよいか
みなさんはどう思いますか?


僕は、この企業のやっていることにはあまり
大義を感じないので、それほど賛同しないのですが
NGOやユニセフのような立場からの支援は必要で
政府レベルでは国際的に連携して
プレッシャーをかけていくことが有効なのかな、と
思いますが、難しいところです。

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