10.20.2009

来年から生ゴミや下水は
スゴいものにリサイクル。

東京ガスと大阪ガスは来年から
バイオガス供給の実証試験を開始します。
(10.20.2009/Fuji Sankei Business i.
10.19.2009/MSN産経など)


バイオガスとは下水や食品残渣などから発生する
メタンガスを精製してつくられるガスです。
都市ガスもメタンガスを主成分としています。

産業廃棄物処理業者を中心に
下水処理場や食品残渣処理工場から出る
メタンガスを収集する試みは
すでに全国各地で行われているのですが
都市ガスに配合するまでに精製するのは
コストがかかりすぎて、
これまではなかなか手を出せない分野でした。

ちなみにこのメタンガス収集業界は
下水道の普及に伴い
事業を撤退しなければならなくなっている
し尿処理業者の新たな事業移転先としても
期待されています。


東京ガスは食品残渣処理工場から排出されるもの
大阪ガスは下水処理場から排出されるものを
それぞれ精製し、都市ガスに配合して供給します。

この、ガス管に直接配合し供給することが
初めての試みのようです。

大阪ガスは神戸市と協同して進めていて
このガスの供給先は神戸市です。


実は、これら両ガス会社のような
エネルギー供給会社は今年7月に成立した
エネルギー供給構造高度化法と
石油代替エネルギー促進法によって
石油に代わるエネルギーの活用を
進めなくてはならなくなりました。

この法律の詳細な説明は
後日にまわさせていただきますが
これにより先日お届けした、
太陽光発電による電力の買い取りなどが
始まったわけです。


いつもは政府批判や神戸市批判が
多くなってしまっていますが
こういった制度もやってるんですね。
そういう意味でもうれしいニュースです。

大阪ガスはこのニュースと同時に
業績不振の報道もされていました。
苦しい時ですが
未来志向でがんばってもらいたいです。

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