国境なき○○といえば、国境なき医師団に、国境なき記者団が有名ですが、国境なきMBA(MWB=MBAs Without Borders)という団体も存在します。
5年前にカナダで設立されたこの団体は、MBA(経営学修士)の知識を途上国に伝えることで、途上国の若者のビジネススキルを向上し、自立と発展を促進するというもの。
★ビジネスの専門知識で途上国支援「国境なきMBA」
(CNNへリンク)
MBAなんか持ってたって役に立たない? とんでもない!
もちろん、経営の知識がなくても会社経営は可能だと思います。
しかし、産業や経済が活性化すれば、三次産業の比率も上がって、農林水産業を含む製造業従事者以外のホワイトカラーも増えるわけですし、経営主体もどんどん組織化いくわけです。
そのときになって、現地に経営の知識があるスタッフがいるのといないのとでは、違いが生まれるのでは?
途上国といっても、地域によって状況は全く異なる訳で、その地域の現状に即した援助がそれぞれ必要になんだと思います。
製造やインフラ整備のための「技術」を必要としている地域や、ライフラインの整備が緊急に必要な地域にはなじまない活動でしょう。
しかし、経済的に自立をするという将来を見据えたとき、組織運営の知識はどこかのタイミングで必要になる活動だと思います。
それに、「学校」で得た知識がこんなカタチで役に立つなら、オモシロいと思います。
僕にとっては、途上国の人たちは、農林水産業や製造業に従事するブルーカラーばかりではない、ということを改めて確認させたくれたニュースでした。
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