11.25.2009

「限界集落」は
都市部にもあるんです。

住民の超高齢化が進み、
高齢者の孤独死も問題になっている
団地の現状を改善するための対策が講じられています。
(11.23.2009/MSN産経)


「限界集落」という言葉をご存知ですか?
これは住民の過半数が65歳以上で占められ、
社会共同生活の維持が困難になった「集落」の事。

くくりが市町村などの自治体とは異なり、
エリアごとなので、一つの町に
複数存在する場合もよくあります。

限界集落は全国に8,000近くあるとされています。

「社会共同生活がおくれない」というのは
冠婚葬祭や自治会活動などの
「助け合い」や「住環境保全」機能が停止している事。


今やその限界集落が都市部にも出現し
その数は増加することが確実視されているので
早急な対策が必要になっています。

危機が現れているのは、主に「団地」で
何千戸とある団地の過半数が65歳以上という
「限界団地」が出現しています。

一つの団地の戸数が膨大な分、渦中にある方は
思っている以上に多いようです。

敷地面積も広いですし。

階段の昇降があったり、密室化する構造上
孤独死も発生しやすいそうです。


ただ、この対策にはばらつきがあり、
老朽化した建物は建て壊して
高齢者よりは若者を誘致したい
と考えている自治体も多いようです。


それも分かる話しではありますが
若者か高齢者か、と切り離して考える事自体が
おかしい話しだと感じられます。
本来の共同体には全ての年齢層がいるわけですし
若者向け、ということはその人達が高齢化したら
また同じ問題が起こるのでは?

どういう施設を用意するか、という
「ハコもの」意識に思えます。

共同体の再構築が早急に必要なのでは。

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