古里で一人暮らしをする母親に、遠く離れて暮らす息子から10年間1日も欠かさず、はがきが届き、暗い世相の中、親子のきずなを感じる心温まる話が話題を集めている。
須賀川市出身の加藤勉さん(49)=埼玉県=は、母親のユキさん(84)=同市=に、はがきを送り続け、2日で満10年を迎え、計3650通になるという。
勉さんは5人兄弟の末っ子で18歳で上京した。ほかの兄弟も仕事の都合などで家を離れ、ユキさんは一人暮らしをしている。
「父が早く亡くなり、働きながら女手一つで育ててくれた母に、何かしてあげたかった」と勉さん。ある講演会で、親に毎日はがきを送っている人の話を聞き、「これなら、離れていても親孝行ができるかもしれない」と始めた。
勉さんの便りは、家族のことや、その日の仕事であった出来事など、日記代わりにつづったものだ。
利き手をケガしたときは、「日記は書けないが、絵手紙なら書ける」と、野菜や果物などを素材にして描き始めた。子どものころに食べた笹団子やイチゴ、クリ、ナスや、雪景色や夕日などの懐かしい景色を描き、ユキさんを勇気づける絵手紙を送り続けた。
ユキさんも「健康に気遣い、何年も送り続けてくれる気持ちがありがたい。毎日、ポストを見に行くのが楽しみ」と、便りを心待ちにする日々が続いている。
2日は、10年目の記念に、特に思いのこもったはがきを届けたいと、加藤さんはユキさんの笑顔を楽しみにしている。(8.1.2009/福島民友トピックスより)
対抗できるような行動は何にもとっていないんですが
負けました!w
スゴいです。
帰省した時などは、どうしていたのか、とか
細かいコトを気にするのが不謹慎なほどです。
お母さんの方も、毎日楽しみだから
体調も自然と整えられそうですし。
日記を特定の誰かに届ける、という
コミュニケーションのカタチも良いですね。
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