8.21.2009

海岸の漂着ゴミ清掃
に思う事。

四国の愛媛県、四国中央市で海岸清掃イベントの
参加者募集を兼ねた「海のごみパネル展」が
開かれています。

同市はCO2削減において、日本政府が進める
チームマイナス6%より厳しい、チームマイナス17%
を推進中。この企画もその一環だそうです。
(8.20.2009/愛媛新聞社ONLINEより)


と、まあここまではよくある話しなのですが
数珠つなぎ的に2点記したいと思います。


まず、こういったゴミ拾いイベントは各地で
行われていて、そのことは全面賛成なのですが、
少なくとも子どもが参加するのであれば
ゴミと同時に、そこの生き物などの生態系も
一緒に知る機会を設けてはどうか、ということです。

ゴミを拾うという実効力は大切なのですが
子どもなので「労働力」ではないはず。
実際にゴミを目で見て、触れて、拾うことで
意識変化を促すことは大切ですが、
そういったネガティブな面だけでなく
どんな生き物や植物がいるのか、
自然な状態の砂浜や海水の気持ちよさや
守りたい価値はなんなのか、
というポジティブな啓蒙も大切だと思います。

主観ですが、大人が出しているゴミを
子どもに拾わせがちな風潮も、しっくりきません。

なんなら、ゴミ拾い活動は大人がやり
子どもはその後に自然遊びをして
良いイメージを持つというパッケージ
なんてどうでしょう?


2点目は
海の漂着ゴミと言えば、遠い外国からのゴミや
プラスティック製品のイメージが強いですが
現在、梅雨からの豪雨もあり、川から流れてきた
木材などが河口を中心に滞留している地域があります。

河口付近には漁港や漁場も多いので
船が出せなかったり、漁に影響が出たりと
漁師さん達が困っている地域もあります。

雨が降れば山から木材が流れ出るのは
自然な事ではあるのですが、
あまりに木材が多いのは
山の整備が不十分なためや
川がコンクリートで覆われていることも
原因と言われています。

そういった大きい流れも意識して
活動していきたいですね。

2 件のコメント:

  1. ゴミ拾いに関してのアイデア、
    個人的にもスゴく良いと思います。
    子供にゴミ拾いさせるのは、
    まあ教育上、当然と言えば当然。
    社会通念を植え付けるという面では
    妥当な方法だと言えますが、
    自然を知るというプラスαが加わると、
    取り組みに奥行きがでるね〜
    「ゴミを拾う親と自然で遊ぶ子供」
    どうパッケージングできるか、
    具体的に考えるだけで、楽しくなりそう。


    一方の、海の漂流物の件。
    木材が河口に流れてくる問題に関しては、
    山間部にある国内の林業が回ってなくて、
    切った木材をそのまま上流に浮かべて
    放ったらかしっていう状況もあるみたいよ。

    そこに対しても、余剰木材の使い道を
    ポジティブに考えてみたい所やね。
    恐らく建材として考えていた木材なんで、
    別のプロダクツ用の材料として販売する際、
    どれくらいの価格が妥当なのか?
    後は微量使っても意味がないので、
    在庫一掃できる様なプランの発案、
    っていうのがミソなのかな。

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  2. 教育上。
    たしかに、そういう観点もありますね。

    やっぱりね、せっかく水辺に行くんだから、
    自然にも触れないと。
    日にちをおいて、馴染んできたところに
    もう一度行く、ていうのもいいでしょうね。


    木材価格は、どうでしょう。
    杉なんか、激安なのでは。

    「儲かる農業」の次は、
    「儲かる林業」てことで
    商品価値の高さで植林を考える時代が来るかも。
    このあたり、まったくもって無知なので
    勉強します。

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