神戸湊川公園で開かれた精霊流し会場にて
神戸ユネスコ協会のボランティアに
参加させていただきました。
ボランティアと言っても
協会の広報のために通りすがる人達に
声がけさせて頂いていただけなのですが。
なんでユネスコなん?
と言われると、神戸がユネスコ指定の
デザイン都市になったこともあり、
休日の有効な使い方を考えていた折だったので
ダイブしてみようかと。
デザイン都市は…どうなんでしょうかw
それはさておき
よく混同されると思いますが、名前の良く似た
ユネスコ(UNESCO)とユニセフ(UNICEF)の
違いはご存知ですか?
すごく乱暴にあてはめると
ユネスコは文部科学省
ユニセフは厚生労働省
のような役割と言えるかもしれません。
違いを説明しだすと、
それだけで相当な文章量になるのでご容赦を。
ユネスコと言えば世界遺産が有名ですが
この世界(文化)遺産、よく考えると
昔々の人達が作ったあと、それから後の人達が
ずっと残してきた(積極的に壊そうとしなかった)
から現在の僕たちが触れられるわけです。
では、例えば100年後には、今の時代のモノが
世界遺産に新たに追加登録されているはず。
つまり、未来の世界遺産は今創られている
ということです。
それを保護し、育てようと言うのがこの
未来遺産運動
というわけです。
特に地方に力点をおいており、公募形式で
未来に残したい地方の伝統・文化・自然を選定し
保護・伝承のための助成金の交付や
専門家の指導などがプログラムされています。
また、同時に学校単位で
「わたしのまちのたからもの」を募集し
子ども達の目線を身近なものに向けることで
ふるさとを伝えていく気持ちを育てようとしています。
未来遺産の方は、実際の活動実績が必要なので
一般的には応募も難しいかもしれませんが
この8月31日まで募集しています。
現時点で「価値がある」ものでなければ
援助の門戸は狭いことと思われますので
こういった、
いわば投資的な視点もオモシロいですね。
孫が今の自分の年齢になるころ
自分が子どもの頃に描いたラクガキのある建物が
世界遺産になっているかもしれません。
そう考えると、未来も近く感じますが
想いを紡いでいかなければ、
近くても繋がっていかないのでは。
なにかにお墨付きをもらうとか
観光価値がどうとかではなく
そもそもは「想い」に根ざすはず。
「遺産」は消費するものではなく
受け継いでいくものだと思います。
(写真は世界文化遺産:紀伊山地の霊場と参詣道
筆者が昨年訪れて撮影しました。
25kmくらい歩きました…)
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