




いよいよ選挙間近ですね。
実ももう期日前投票も始まっていますので
さっさと済ませてしまおうかなとも考えています。
選挙と夏の高校野球と、
例のマンモスかなピー事件のために
ニュース不足に苦しんでいる当ブログとしては
早く選挙が終わってほしい気もします。
COBE+的選挙記事ということで
写真はオランダの第二院(日本の衆議院にあたる)
で第3位の議席数を持つ政党、社会党(通称SP)
の活動風景と政党グッズとオフィシャルサイトです。
赤をイメージカラーにし、
象徴としてトマトを使用しています。
トマトはヤジや抗議の際に投げつけるものなので
野党としての抵抗の象徴にしているわけですね。
ちなみにHIERとは英語のHEREです。
このオランダらしい、シンプルで分かりやすく
印象に残るクリエイティブは
オランダのデザインユニットthonikによるものです。
まるで新商品のキャンペーンのようではないですか?
政党の場合は支持率という言葉を使いますが
基本的にはブランドのファンを増やすという意味では
ブランディングと変わりないはずです。
また、かっこ良ければイイ
というものではないかも知れませんが
グラフィックへの意識が高い国民性を
意識した上であれば
戦略に乗っ取った打ち出し方ですね。
それに、先進性や革新性を訴えるのであれば
こういうところにもスキがないことは
大切だと思います。
比較する訳ではないですが
日本の野党第一党のサイトは…
あまり興味(意識)が無いようですねw
話しは変わりますが
先日のアフガニスタン統領選挙では26人が
イランの選挙結果に対するデモでは69人が
死亡しています。
(イランの死者は改革派が発表した数字)
私たちは命を懸けて
政治に向かい合っているでしょうか。
自分が死んででも
他人を殺してでも
主張したい事が、私たちにはあるでしょうか?
介護も年金も医療も出産育児も
命に関わる事なのに
命を懸けて向かい合っているでしょうか。
自分の人生を
どうせ何も変わらないから、と
何もしない人間をダメ人間と呼ぶのなら
自分の生命が関わる国を
どうせ何も変わらないから、と
何もしない人間はなんと呼べば良いのでしょう?
政治に正解は無いとおもいます。
100%の人間を幸せにすることは
政治には不可能です。
民主主義でさえ、現時点での「よりヒドくない手段」
でしかありません。
正解、不正解が判断基準なのではなく
意志が判断基準だと思います。
この国を、自分の子孫の未来をどうしたいか、
という意志です。
政治にはそれに応えるチカラはあるはずです。
すぐには何も変わらないでしょう。
でも、流れを淀ませるのではなく
かき混ぜる事や流していくことで
少しずつ変わっていくと信じています。
日本はね、デザインの持つ力をバカにしてる。
返信削除デザインは格好良い物ではなくて、
視覚的に訴求する手段の事だと思います。
それを踏まえた上で、
大御所のデザイナーさんやディレクターさんと
お話していると、そこらのTVコメンテーターや
もしかすると政治家よりも、
国に対してのビジョンがハッキリしている事が
非常に多く感じます。
オピニオン達は日本人の民度を低く見ていて、
その為に公が民を理解しようと思わないのか、
民が公に関わるのを損と捉えているのか、
公自体がどうしようもないのか。
ともかく、
オランダのトマトなビジュアルだけを持ち込んでも
日本では彼の地の様な盛り上がりはあり得ません。
でも、逆に考えると
今の日本に合ったデザインされた
政治のキャンペーンを考えてみるのも面白いかも。
法律なんかもクリアするモノをね。
次のタイミングで、ポジティブなアクションが
起こせたら面白いんじゃない?
このコメントは投稿者によって削除されました。
返信削除デザイン史的な知識が無いので
返信削除何とも言えませんが
オランダの公共機関がデザインを重視しているのは
それはコミュニケーションの手段として
「文字を読ますより、分かりやすいやん」
というデザインへの信頼があることと
「公共機関がやってるんやで!!」
というアピールに積極的だから
ということもあるのかな、と思います。
もっといっぱいの要素があるんでしょうが。
そういう意味では、
日本は漢字という表意文字文化ですし、
ビジュアルは短いメッセージを伝えるものではなく
絵巻物や屏風のように「物語を語る」もの
だったという歴史が…
と、素人考えをしてしまいます。
ともかく、日本の公共機関や政府は
アピールに興味ないですよね。
「これどう?ええやろ!?」ではなく
「黙って受け取れ」ていう感じ。
だから、デザインのチカラは実数値化しないと
公共機関に理解可能な言語にならないとおもう。
商売柄、公共機関と交渉する事が多いのですが
言語が通じてないと思う事はよくあります。
社会が変わる事で、公共機関にも
ポジティブな圧力をかけていきましょう!