8.25.2009

土を耕すところから始める
自殺予防


少し前になりますが、今年上半期の
日本での自殺者数が発表になりました。
1万7076人で、昨年の同期から
768人(4.7%)増
だそうです。

このペースだと、過去最悪だった2003年の
3万4427人を超えそうとの見通しもあるそうです。

98年に前年から8千人増加し3万人を超え
以降11年連続で、年間3万人を超えています。

この数字は自殺と断定されたもののみなので
事故や行方不明などを含むと、
数倍にもなると言われています。

10年間で30万人強ということはこの10年で
東京都新宿区、所沢市、秋田市、高知市、奈良市、
那覇市、のいずれか一つが消滅したのと同程度です。
(特定の市を例えに出しますがご了承ください)

ある日、臨時ニュースで
上記いずれかの市民全員が自殺したと報じられたら。
あるいは、いずれかの市民が毎日一定数自殺し、
10年かけてその市が消滅したら。


不勉強ながら、
今際になって助けることは相当難しいと思います。
だから、そうならないような社会に
少しずつでも整えていくのが、
実は実効性の高い方法なのでは。

それと同時進行で、
経済的理由が3割とも言われているので
そういった分野での法整備などは急務かと。

自殺を止める事と並行して
自殺という症状で現れる、
歪みを治していくことが、
結局は自殺者数の減少に結びつくように思います。

その人ごとに理由や背景は異なるはずなので
簡単には言えない事も
自分の実行性の無さ故の薄さ浅さも
飲み込んだうえであえて書いています。

報道のあり方
コミュニティの再構築や
教育や、金融制度や
もうあらゆるところに及ぶかと思いますが、
まずは、少しの余裕を持つところから始めたいです。

9月は自殺予防月間ということだそうです。

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