南太平洋に浮かぶ島国のツバルは、2020年までにすべての電力を再生可能エネルギーからの発電に切り替える計画を発表した。ツバルは海抜が最も高い部分で4.5メートルしかなく、地球温暖化に伴う海面上昇の影響が懸念されている。
プロジェクトは、地球温暖化防止を目指し関西電力など主要8カ国の電力会社10社でつくる非営利組織(NPO)の「e8」が支援する。ツバル政府は目標達成にかかる予算として約19億円相当を見込んでいる。
プロジェクト第1弾として、同国最大のサッカー競技場の屋根に太陽光発電パネルを設置、首都フナフティで使う電力の5%の供給を目指す。
e8の試算では、ソーラースタジアムを1年2カ月稼動させればニュージーランドから輸入する発電用燃料の消費を1万7000トン削減でき、二酸化炭素排出量を50トン削減できる計算になる。周辺の珊瑚礁の被害も食い止められる見通し。
次の段階として、国を構成する島の1つ、バイツプ島の中学校への太陽光発電システムの導入が計画されている。(7.21.2009/CNNより)
関西電力のCMでも取り上げられているので
そちらでご存知の方もいるでしょう。
「発電用燃料の消費」とありますが、
現在のツバルはツバル電力公社による
ディーゼル発電で電力をまかなっているようです。
そしてツバルの消費電力は一般家庭用と、
発電用も含めた工業用をあわせて
480万kwと言われています。
この記事だけではどれくらいの割合が太陽光発電で
まかなえるのかが不明ですが、
完全に移行するためには
まだまだ設備を用意しないといけないと思われます。
国土も狭く、消費電力も少ない国だから
可能なことなのかもしれません。
実質的意味があるのか?
同じことが他の国でも、可能なのか?
という疑問が残る方も
いらっしゃるだろうとは思います。
しかし、象徴的存在でもあるツバルが
率先して取り組むことで、エネルギーの転換が
「キレイごと」ではなく「切迫した問題」として
受け入れられるようになる効果は
少なくともあるのでは。
高い電気代を出して、原子力発電による
電気を買うよりは楽しい話しなんじゃないかと
日本にいて、思いました。
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