7.29.2009

ズルいくらいかわいい、
コアジサシのヒナ(絶滅危惧)



 東京都大田区の下水処理施設の屋上で、絶滅が心配される渡り鳥、コアジサシが子育ての季節を迎えている。ヒナは薄茶色の羽を力いっぱい広げながら、親鳥が運んできた小魚を食べていた。

 保全活動をしているNPO法人リトルターン・プロジェクト(増田直也代表)によると、6年ぶりに1000羽を超えるコアジサシが飛来。約800の巣が確認された。9月にはオーストラリアやニュージーランドなどに旅立つ。【内藤絵美】(7.28.2009/毎日.jpより)(写真下:北から南ナビより)


コアジサシはレッドリスト(「日本国内」で
絶滅の
おそれのある動植物のリスト)で
絶滅危惧Ⅱ類に
指定されています。

よく聞く、レッドリストとレッドデータブックの
違いですが、乱暴に言ってしまうと
レッドリストをもとに生態系や繁殖方法など、
詳細な情報を記載したものがレッドデータブックです。

なので、レッドリストには載っていても、
掲載が追いつかずレッドデータブックには
載っていない動植物もあるようです。

そして、絶滅危惧Ⅱ類とは
絶滅の危険が増大している種。
現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続いて
作用する場合、近い将来「絶滅危惧I類」のランクに
移行することが確実と考えられるもの
(IUCN(国際自然保護連合)より)

というカテゴリーのだそうです。


今、減り続けているから
このまま放っておくと絶滅ギリギリになるよ、
というカテゴリーの動物ですが、
意外と人目につく場所に生息しているようです。

兵庫県では、大蔵海岸などにも巣作りしている
そうです。

国際基準や日本基準、それから都道府県の基準と
いろいろあって、短いニュースでは
混乱させられますよね。

コアジサシなど、日本の小鳥の減少の一因は
カラスの増加とも言われています。
小さいエリアから大きいエリアまで区別しながらも
関連づけて注視していきたいものです。

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