

東京都大田区の下水処理施設の屋上で、絶滅が心配される渡り鳥、コアジサシが子育ての季節を迎えている。ヒナは薄茶色の羽を力いっぱい広げながら、親鳥が運んできた小魚を食べていた。
保全活動をしているNPO法人リトルターン・プロジェクト(増田直也代表)によると、6年ぶりに1000羽を超えるコアジサシが飛来。約800の巣が確認された。9月にはオーストラリアやニュージーランドなどに旅立つ。【内藤絵美】(7.28.2009/毎日.jpより)(写真下:北から南ナビより)
コアジサシはレッドリスト(「日本国内」で
絶滅のおそれのある動植物のリスト)で
絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
よく聞く、レッドリストとレッドデータブックの
違いですが、乱暴に言ってしまうと
レッドリストをもとに生態系や繁殖方法など、
詳細な情報を記載したものがレッドデータブックです。
なので、レッドリストには載っていても、
掲載が追いつかずレッドデータブックには
載っていない動植物もあるようです。
そして、絶滅危惧Ⅱ類とは
絶滅の危険が増大している種。
現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続いて
作用する場合、近い将来「絶滅危惧I類」のランクに
移行することが確実と考えられるもの
(IUCN(国際自然保護連合)より)
というカテゴリーのだそうです。
今、減り続けているから
このまま放っておくと絶滅ギリギリになるよ、
というカテゴリーの動物ですが、
意外と人目につく場所に生息しているようです。
兵庫県では、大蔵海岸などにも巣作りしている
そうです。
国際基準や日本基準、それから都道府県の基準と
いろいろあって、短いニュースでは
混乱させられますよね。
コアジサシなど、日本の小鳥の減少の一因は
カラスの増加とも言われています。
小さいエリアから大きいエリアまで区別しながらも
関連づけて注視していきたいものです。
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